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  1. サボイアS−21
  2. カーチスR3C−0




















最速を争った2台の名機

サボイアS−21

サボイアS21









 ポルコの愛機。メインカラーは赤。元々はイタリア空軍向けの戦闘飛行艇として1機のみ試作されたが、エンジン配置による前上方視野の悪さや、安定性の悪い「暴れ馬」のような機体であるため乗りこなせる人間がおらず、量産は見送られ倉庫で埃をかぶっていたところをポルコが買い取った。

本編当初からエンジン不調が続いており、オーバーホール(分解整備)のためイタリア・ミラノのピッコロ社に行く途中、ドナルド・カーチスの戦闘機に遭遇、襲撃を受ける。その戦闘中に起きたエンジントラブルの瞬間を狙われ大破。
(機体のローン完済直後のことだった)
ピッコロ社のフィオ・ピッコロ設計の元、改修。エンジンと主翼を全交換するなど「新造したほうが早い」と言われるほどの状態だったがポルコはこの機体にこだわった。

改修前のスペック
エンジン:イゾッタ・フラスキーニ・アッソ水冷V型12気筒、600馬力
武装:7.92mmシュパンダウ機銃 2丁
乗員:1名

改修後のスペック
エンジン:フィアットAS.2水冷V型12気筒(フォルゴーレと呼ばれる)、720馬力
最高速度:330km/h
武装:7.92mm シュパンダウ機銃1丁
乗員:2名

ポルコ曰く
「改修前よりも一段と過激になる」
モデルはイタリア製「マッキS33」
マッキS33


カーチスR3C−0

カーチスR3C-0









 ドナルド・カーチスの愛機。1925年にシュナイダーカップで優勝したカーチスR3C−2ベースの改造機。戦闘機ではなくレース用水上機を改造したものである。速力よりも運動性を重視した改造が施されている。
機体のメインカラーは濃紺でコクピットや主翼に白と黄色のアクセントライン、垂直尾翼にガラガラヘビのマークが入る。

カーチス曰く
「名声と金を運んでくる幸運のガラガラヘビ」

尚、クライマックスのフィオを賭けたポルコとの決闘の際にはコクピット後ろの白ラインの中に矢が打ち抜かれたハートが描かれている。

スペック
エンジン:カーチスV−1400V型12気筒 610馬力
最高速度:348km/h
武装:7.7mm ブローニング機銃2丁
乗員:1名

カーチス(カーチス・ライト社)は実在するメーカー。第二次大戦直後までは航空機を製造していたが、その後経営を多角化。現在は航空や軍事用等のコンポーネントメーカーとなっている。
カーチスR3C-0


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